ラフティングは雨でもやるの? 雨天時の注意ポイント、雨量や水量の確認方法

ラフティングと雨

目次

● ラフティングは雨でもやるの?
● 雨に関するよくある質問と答え
● 雨の日のラフティングの魅力
● 中止情報の公開とそのリンク先
● 雨の日のラフティングの魅力
● 雨の日に注意すべきポイントや安全のためのポイント
● 雨量や水量の確認方法 プロはどうしているか?
● まとめ

● ラフティングは雨でもやるの?

ラフティングはウォータースポーツです。雨の日でも水泳の授業があったように、ラフティングも雨でも実施します。

さすがに台風や大雨などで河川が氾濫しているときや気象警報が発令されているときは、中止になりますが、通常の雨なら問題なくラフティングは実施出来ます。

● 雨に関するよくある質問と答え

よく頂く質問の一つに「ラフティングは雨の場合も行うのですか?」というものがあります。

前述の通り、雨の場合も行います。

「雨の日のラフティングは危なくないですか?」

通常の雨であれば危なくはありません。但し、ラフティングはアウトドアアクティビティであり、アウトドアアクティビティ特有のリスクはあります。

但し、通常の雨であれば特段の危険性はありませんが、増水すればするほどボートが転覆しやすくなったり、ボートが岩に当たった時の衝撃が大きくなり、ボートから落ちやすくなったりはします。

ラフティングと雨に関するリスクの面については、後ほど述べますが、まずは雨の日のラフティングの魅力について記載します。

「どんな雨の時に中止になりますか?」

台風や大雨などで水量が急激に増えて危険な場合は、河川などの状況によりツアーを中止させていただく場合もございます。

ツアーの催行判断は、ツアー前日の夕方18時頃に、現地スタッフが川などの状況を見ながら判断します。

「雨で中止となったときの対応やその時の料金はどうなりますか?」

雨により川が増水して、ラフティングが中止の場合は、当社より代表の方へすみやかにご連絡を差し上げ、料金の全額ご返金、もしくは日程変更にて対応いたします。なのでご安心下さい。

ただし万が一、前日の深夜や当日の朝よりゲリラ豪雨に見舞われ急な河川の増水や警報が発令される事態となってしまった場合には、その時点でのご連絡になってしまいます事、ご了承お願い致します。

緊急時の連絡先として予約時に入力して頂いた携帯に電話させて頂きます。つながらない場合は、メールで中止の連絡を入れさせていただくこともあります。

● 中止情報の公開とそのリンク先

また、当社のホームページの催行情報で中止情報をアップしますのでそちらもご確認ください。

通常の雨で、問題なく実施出来る場合、つまり中止がない場合は、ここに情報はアップしませんが、大雨、台風等で中止等の場合がこちらに運航情報をアップします。

上記運行情報は埼玉長瀞のコースへのリンクですが、以下から各河川の運航情報へのリンクを掲載しておきます。

埼玉長瀞ラフティング運行情報

東京奥多摩ラフティング運行情報

岐阜長良川ラフティング運行情報

京都保津川ラフティング運行情報

徳島吉野川ラフティング運行情報

● 雨の日のラフティングの魅力

「明日は雨?天気はどう?」と思われると思いますが、自然相手のことで、ご心配をお掛けいたします。

通常の雨量ならば、ラフティングにとって恵みの雨です。
水位が増えていつもよりスリルが増すことが請け合いです。


もちろん安全にお楽しみいただけますのでご安心下さい!

水量が増えると河川の迫力がアップするので通常より激しいラフティングが楽しめます。

但し、物事にはメリットもデメリットもあるので次はどんなところを注意するといいのかについて述べます。

● 雨の日に注意すべきポイントや安全のためのポイント

雨の日は、メッットとしては、激しいラフティングを行えるのですが、デメリットは、ボートから落ちたり、ボートがひっくり返ったりなどのトラブルの可能性が高まります。

急流でボートから落ちてしまうと、どうしてもリスクが高まります。

想像して頂くとわかると思いますが、急流をライフジャケットは着けているとはいえ、身一つで流れていくとどうしても岩とぶつかったり、川特有のリスクであるフットエントラップメントになる可能性が高まります。

https://www.nrs.com/learn/avoiding-foot-entrapment


上記は海外のサイトですが、近年は自動翻訳機能も発達したので参考までに貼り付けておきます。

この情報は、「River Rescue 」を執筆したレスベクトルさんの本が元になっています。

私もレスベクトルさんが来日した約20年前にリバーレスキューの講習をうけ、フットエントラップメントからの救助方法を習いました。

フットエントラップメントのレスキューは非常にスピードが要求され、難易度も高いので、回避することが最も重要です。

回避するためには、以下のボートから落ちたらの項目をご覧ください。

ラフティング ボートからもし落ちたら

● 雨量や水量の確認方法 プロはどうしているか?

雨の日のコンディションの予測は、昔は、実際に空を見ながら、また川に足を運んで水位をチェックしたり、今までの経験をもとに予測していました。


但し、情報化社会の今では、降雨量の予測や川のリアルタイム水位をインターネットを介してみることが出来ます。

雨に関しては、アメダスレーダーが各社から出ています。


https://tenki.jp/radar/6/29/past.html

再生ボタンを押すと、時間とともに雨雲を伴った降雨の状況がわかります。

真っ赤かだと、なんと1時間100mmの降雨です。

1時間100mmの降雨は、猛烈な雨、息苦しくなるような圧迫感があり、恐怖を感じる。傘は全く役に立たなくなる状態です。

通常、どしゃぶりと言われる強い雨が、1時間20~30mm未満で

バケツをひっくり返したような激しい雨が、1時間30mmから50mm未満の雨となります。

自然の力は人間では到底太刀打ちできません。


次に、川の水位には、国土交通省の

参考までに保津峡にある水位計のリンクを貼り付けておきます。

保津峡リアルタイム水位

http://www1.river.go.jp/cgi-bin/DspWaterData.exe?KIND=9&ID=306041286606310

通常水位がどれくらいか、その地点の川幅は広いのか、狭いのか等を把握していないとどれだけ増えたかは把握しずらいとは思いますが、既往最高水位情報を参考にしたり、グラフの水位の急激な上昇度合である程度は把握できます。

なお、保津峡の既往最高水位は、2013年9月16日の11.62mとなります。
台風18号が訪れた時です。

● まとめ

以上をまとめると、雨でもラフティングは行えます。水量が増えるといつもよりエキサイティングで楽しいラフティングとなりますが、その分リスクも高くなります。

リスクコントロールは、まずボートから落ちたらどうなるのかを把握すること、そのなかでもフットエントラップメントについて理解し、落ちたときに取るべき、足を上げて下流を見て流される姿勢を取ってください。

また、雨量や水量は、インターネットを介して予測することが出来るまし、ツアーの中止状況もホームページで公開されています。

ぜひ、これらの情報を知りまた活用して、自然の中で行われるラフティングを楽しんでください!