埼玉の観光地として人気で、長瀞と呼ばれる、緩やかな流れと断崖絶壁が織りなす岩畳を見ながら自然を楽しむ川下りとそれとは対照的な小滝や二股の瀬と呼ばれる激流区間を下ることが出来るのが長瀞の魅力。
そんな長瀞ですが、観光の名所である岩畳でこの岩が崩れ下敷きになってしまう事故や、急流区間を泳いでいて溺れてしまうなどの事故が起こっています。
岩からの飛び込みをして遊んでいた高校生が、岩の崩落に巻き込まれ、岩の間に挟まれた足を切断し消防によりボートで救助された事故が発生。
この事故はザ・世界仰天ニュースの高校生スペシャルで取り上げられました。
それにより現在でもこの付近は立ち入り禁止区域になっており、このことを受け長瀞のラフティング会社は、観光協会等との申し合わせで、ラフティング中の岩からの飛び込みは禁止とされています。
崩落は定期的に起こっており、長瀞観光協会でも立ち入り禁止区域に関する情報を掲載しています。
2022年8月から11月の立入禁止区域に関する情報。
他にも泳いでいて流されてしまう事故や、河原でBBQなどをしていて誤って川に転落してしまうなどの事故も起きています。
実際に当社でもラフティング中に溺れている人に出くわし救助を行い警察から表彰して頂けることも何度かありました。微力ながらお役に立てました。

但し、残念ながらお亡りになる方もいらっしゃいます。
友人3人と荒川を泳いで渡る、流された男子大学生が死亡…埼玉・長瀞町
川で遊ぶときは、ライフジャケットの装着をお勧めいたします。
また、BBQでアルコールを飲んで泳ぐと非常に危なくなるのでご注意ください。
長瀞・皆野地区の荒川での水難事故が発生しやすい日の3要素があります。
・7月中旬から9月上旬の土日
・気温が30度以上
・玉淀ダムへの流入量が毎秒25㎥以上の日
この3要素が重なった日に事故が多発していますのでご注意ください。
こういった事故を受け、長瀞では「官民合同訓練」が行われています。
毎年6月に、長瀞ラフティング業者協議会、秩父警察、秩父長瀞消防、船下り遊船連絡会、長瀞町役場、長瀞町観光協会、他各団体が参加する官民合同救助訓練を実施。
官民合同訓練は、長瀞ラフティング業者協議会、秩父警察、秩父長瀞消防の各団体が毎年持ち回りで主催しており、日頃から連携を深めることにより、有事の際にも官民が一体となり迅速な対応ができるよう、活動しています。

川遊びは楽しいですが、同時に危険も伴います。
安全に楽しんでいただくためにも、ライフジャケットの着用を推奨しています。
楽しい思い出を残すためにも安全対策はしっかり行いましょう!